1963年大阪生まれ。1989年信託銀行に入社。第3次オンラインシステム開発等約12年間銀行における情報システムのプロジェクトに参画。邦銀初のイントラネットを立ち上げるなど、多くのプロジェクトを成功させる。その後、コンサルティング業界に身を投じ、以来、フリーのプロジェクトマネージャおよびコンサルタントとして活動する。活動の中で、国内におけるプロジェクトマネジメント成熟度のレベルに問題意識を持ち、プロジェクトマネジメントに特化した企業変革コンサルティングとトレーニングをおこなうプロジェクトプロを設立。
 

 

この度はPro−ICサポーターズの第一回Pro−ICインタビューと言う事で宜しくお願いいたします。早速ですが、まずは現在のPro−IC(独立事業者)としての業務内容を簡単にお聞かせください。

業務内容は自分の会社の定款上、「企業経営やプロジェクトマネジメントに関するコンサルティングと研修・トレーニング」として明確にしているのですが、実際には顧客企業の話を聞くときに、「業務内容の範疇」は意識しません。つまり、業務内容は、顧客により決まるのです。

顧客からは、そんなこともやっているんですかと驚かれることもありますが(笑)。ただ、「なんでもやります」というなんでも屋ではありません。逆に、他(人や会社)でもできることは、やりません。それが、業務内容を決める基準のようなものです。
プロフェッショナルとして顧客の要求に応えることがミッションですから、例えば、新規事業の立ち上げをプロデュースするようなことも引き受けています。
 
 

なぜ、ICとしてのワークスタイルを選択されたのですか。
簡単にその経緯をお聞かせください。

私も企業組織の中で十数年働いた経験があるのですが、そのときから○○会社の某としての自分というものに、どことなく居心地の悪さを感じていました。といって元の会社の居心地が悪かったということではなく、とても会社には恵まれていたとおもいますが、どんな会社にも「会社の事情や都合」があるわけです。

あるとき私は、「会社の事情や都合」より「社会の事情」を優先する必要があることに気がつき企業人として悩みました。そこから、個人であって社会と直接対峙することのできるプロフェッショナル的な生き方に自分が向いていると考えるようになったんです。

もちろん、今後は企業組織の中にあっても、個人が直接社会と対峙するような組織構造になっていくとおもいますし、そうでない企業は崩壊するでしょう。ただ私も40歳を目前にして時間がなく、自分に正直に独立プロフェッショナルという選択をしました。独立時はよくベンチャー企業家と混同されましたが、私は、企業組織を作ることには興味がないのです。あくまでも独立的な立場で仕事をしたかっただけなのです。病院をつくり大きくしたいという医者がいる一方、ずっと臨床医師であることを望む医者がいるのと似ているのかもしれませんね。
 

会社名にもPROと言う言葉が入っていますね。ICとしてプロフェッショナリズムにこだわりを持たれていると伺いましたが、具体的にはどんな点でしょうか。

はい。まだ国内ではプロフェッショナリズムは正しく理解されていないですね。

例えば、ゴルゴ13が殺しの「プロ」といいますが、これは誤った認識です。プロフェッショナルは、社会的責任を第一義にしますから、「殺し」という反社会的活動をすることは、プロフェッショナルではあり得ません。「殺しのスペシャリスト」とでもいうべきでしょう。

ただ、ゴルゴ13はいくつかのプロフェッショナル的要素を持っています。例えば、厳しいまでの自己責任・自己管理や顧客の目的を達成するための創意工夫などです。これらは見習う必要ありですかね。

 

あと、コミュニティへの貢献もプロフェッショナリズムで重要なことです。自分の知見をわかりやすく伝達し業界知識とするような活動をするのです。しつこいようですが、コミュニケーション能力の乏しい無口なゴルゴ13には無理でしょう(笑)。